一時所得として儲けが出ても、前述の通り50万円の特別控除があるので、その範囲内であれば課税されません。また一時所得は、給与所得などと合算する前に1/2することになっていますので、忘れないようにしてください。一時所得が算出されても、給与所得などと合算されるのはその半分ということですので、納税者に有利な制度です。

例えば年収640万円の給与所得者で、既払込保険料が500万円ある生命保険契約から一時金を700万円受け取った場合、申告書の記載例は下記のようになります。

一時所得の確定申告書の記載例

一時所得の確定申告書の記載例

●「収入金額等 一時」欄
700万円(総収入金額)−500万円(その収入を得るために特別に支出した金額)−50万円(特別控除額)=150万円

●「所得金額 一時」欄
150万円×1/2=75万円

その後、合算された所得から所得控除額が差し引かれたものに、超過累進税率が課され、税額が確定するという計算の流れは給与や年金による所得と同様です。なお、平成25年から平成49年は復興特別所得税が施行されているので、これに2.1%が付加されます。